48 小さいのがいい









ベランダからの四季
「赤い夕陽」

コラムニスト北連一の読売新聞連載コラムを、楽しみにしている。
過日のものは「無用の用」という生き方を書いていた。 車、パソコン、携帯電話、テレビも無用。食事は、ごはん、アジ、サバ、イワシの 近海魚。冷凍食品、加工食品は使わないという生活だ。 65歳以上の老人たちがこのような暮らし方をすれば、食料自給率やエネルギー自給率は 大幅に改善されるだろうという主張だ。

これには全て賛同というわけにはいかないが、少なくとも食事だけは賛成だ。
毎日グルメ番組ばかり報道しているテレビには、飽き飽きしている。確かに老人は、 もう粗食で十分である。 老人向けのそのような食事を勧める報道があってよい。

しかし、老人だけの無用の生活では、食料やエネルギー問題は解決しないだろう。
究極の解決策を提案する。人間が小さくなることだ。
今の身長の少なくとも半分になれば、食料・エネルギーは単純に計算して 2倍長持ちする。

丁度今オリンピックで、毎日選手が活躍している。
柔道の女子48キロ級でママが五度目のメダルを取ったのを、同じ48キロ級の女子重量挙げで 100キロ以上ものバーベルを挙げたのを、また女子体操で小さい選手が高く飛び跳ねるのを 見たことでしょう。
もちろん彼女らは半分までは小さくないが、人間は小さい身体でも相当のことが できることは一目瞭然だ。 身体を使うことだけではなく、頭を使うことで小さい人が不利ということが 全くないことは、日頃から私たちは十分認識している。

身体を大きくすることばかり我々は望んできたが、これからその考えを真反対に 変えることだ。
オリンピックも全て身長・体重別にして、小さいクラスほど栄誉が大きいようにする。 美男・美女の基準も、小さい方が素敵だと考える。 全て小さいことがいいことだと考えて、世界中の人々が小さくなることを望んでいく。
これしか人類の食料・エネルギー問題を救う道はない。

と、こんな荒っぽいことを言うと、それよりもお前のような老人が全ていなくなればいいと いう声がたちまち聞こえてきそうだ。
が、それもまたいいと思う。
                                   

                               ご意見はこちらへ:




┃お店紹介┃